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2000年以降の名香達


このページでは、2000年以降に発売された名香達をその美しいボトルデザインを中心に紹介します。2000年以降になると、レトロなボトルデザインにするブランド、モダンにするもの、芸術的に仕上げるものなど、それぞれのブランドによってコンセプトが変化し、多様なボトルデザインへと移り変わってきます。非常に面白いボトルデザインが多いですよ。
※画像は発売当時のものと異なる場合があります。

GUCCI EAU DE PARFUM~グッチ オードパルファム (グッチ 2000年)


ブランド名をそのまま商品名に使うあたり、グッチがこの香水に多大な自信を持っている事が伺える。「グッチ オードパルファム」の最大の特徴は、二つの香りアコードが存在し、それぞれが交互に香ってくる所。バニラ、アイリス、ヘリオトローブなどの官能的なクラシカルアコードがやって来たと思えば、次には、ラブタナム、クミンなどのモダンアコードが現れている。この絶妙なバランスがこの香水がゴージャス感を増しています。

ボトルデザインも同じくゴージャスな感じを増長させる。ダイナミックで重量感のある分厚いクリスタルを使用し、中にある香水のカラーが素晴らしいアクセントになっていて、正しく、クラシカルとモダンを融合させたデザインになっています。何かまるで、大きな建築物のような印象も与えられます。

OMNIA AMETHYSTE~オムニア アメジスト (ブルガリ 2007年)


ブルガリ・フレグランスを担う、レディース香水「オムニア アメジスト」。オリエンタルノートの傑作「オムニア」シリーズの第三作ですね。アメジストがテーマのこの香水はその名の通り、フレッシュで香り高い香調がアメジストのような気品あふれる美しさを演出しています。

ボトルデザインも宝石のような美しさを見せ、二つの円が交差するように作られたボトルは、洗練された香りと官能的な個人の融合を表現しています。美術館にあるオブジェのような佇まいですね。

JIL SANDER STYLE~ジル・サンダー スタイル (ジル・サンダー 2007年)


香調はモダンなフローラル・バニリックがベースにありながら、エキゾチックな感じを多分に残す、モード感溢れる香水と言えるでしょう。フリージアやマンゴーのトップから、バニラやムスクなどのラストへと、フレッシュでゴージャスな香りと官能的な大人の部分を持ち合わせる香りが特徴的ですね。

ボトルデザインは、バウハウス様式にインスパイアされたと言われており、シャープな直線と、優しい曲線のハーモニーが非常に秀逸になっています。また、透明感のあるのホワイトの間にのぞくモーブ色がこの「スタイル」をいっそうモダンな”スタイリッシュ”なものにしていることは間違いないでしょう。

CALVIN KLEIN MAN~カルバン・クライン マン(カルバン・クライン 2007年)


2007年に発売されたその名の通り、カルバン・クラインの男性用香水。クラシカル且つモダンなフゼア系ですね。香調はフゼア・ウッディで非常に奥深いものになっている為、包容力のある大人の男性やビジネスシーンでの使用も良さそうですね。

ボトルデザインも、全ての無駄を削ぎ落したような角張ったフォルムで非常に男性的。また、ボトル本体のブラックにシルバーで縁どりされている事で、一段とこの香水のモダンさを増長させています。新しい時代の男を感じさせるデザインですね。

KINGDOM~キングダム (アレキサンダーマックイーン 2003年)


自信の誕生日に発売したブランド初の香水「キングダム」。名前の由来は、「個人の心は、それぞれが一つの王国」という意味が込められていて、コンセプトはハートになっています。香りの特徴はトップとミドルにベルガモットやローズ、さらにはジャスミンなどが来る為に非常にフレッシュで、ラストにサンダルウッドやバニラなど甘くい誘惑を誘うような香りに変化します。

ボトルデザインもコンセプト通りのハート型になっていて、冷ややかなシルバーの金属を回転させると、中から真紅のハートが現れる非常に美しいデザインになっています。金属とプラスチックが上手く融合したデザインだと言えるでしょう。

GLOW BY J.LO~グロウ バイ ジェイロウ (ジェニファー・ロペス 2002年)


人気アーティスト・ジェニファー・ロペスがプロデュースした香水。セクシー、フレッシュ、クリーンなどをコンセプトに作成された「グロウ バイ ジェイロウ」は、トップはフルーティ、ミドルはフローラル、そしてラストはスウィートと、男性を魅了する誘惑的な香りになっています。

ボトルデザインは、シャワー中に振り返ったジェニファー・ロペスのボディラインを再現したもので、ピーチ色の肌にシルバーのアクセがよりセクシーさを醸し出しています。

FLOWER BY KENZO~フラワー バイ ケンゾー (ケンゾー 2000年)


この香水のコンセプトは見た目通りかもしれないですが「都会に咲く一輪の花」。コンクリートジャングルの中で、頑張って自分を主張し続ける一輪の花を、人間の個性になぞられて作成されています。香りはモダンな成分が多分に使われているフローラル調。都会で頑張る女性にピッタリの香水ですね。

ボトルデザインは、一輪挿しの花瓶を思わせるような美しさ。ボトルのサイズが3種類あり、それぞれの大きさによって、蕾から開花までが表現されています。まさにミレニアムに相応しいそうなモダンなデザインのボトルですね。

CHANTAL THOMAS AME COQUINE~シャンタルトーマス アム コキーヌ (シャンタルトーマス 2004年)


ランジェリーブランドのトップを走る「シャンタルトーマス」。この香水は、男心をくすぶるかのような挑発的な、フルーティ・フローラルノート。香水のタイトルである「コキーヌ」は「悪戯心」と言う意味で、エロスを隠すことなく全面に押し出したような香水です。

ボトルデザインも深みのあるカシス色から薄いピンクへのグラデーションと非常に意味深なカラーで、さらには首元にメッシュのガーターがあしらわれています。女性の魅力を極限まで表現したボトルデザインですね。

SECRET WISH~シークレット ウィッシュ (アナスイ 2005年)


キュートでハッピーと言うのが第一印象にあるアナスイの「シークレット ウィッシュ」。アナスイの前向きなスタイルである「願うことが願いを叶える」と言うテーマをベースにプロデュースされた香水です。名前の意味は「秘めた願い」、と凄く可愛らしいネーミングになっていて、その可愛さをフルーティな甘さと、フローラルの新鮮さ、そしてムスキーな悪戯っぽさで表現されています。本当に可愛らしいフレグランスですね。

ボトルデザインも非常に可愛いです。3面体にカットされたボトルの上にはクリスタルの丸いボール。そしてそのボールの上にちょこんと座っているのは、シークレットウィッシュを叶えてくれる天使か妖精か・・・。見ているだけでも幸せにするようなファンタジーのようなボトルデザインです。

PURPLE LIGHT~パープルライト (サルバドール・ダリ 2007年)


この前年に発売された「パープルリップス」のライトバーション。バンブーリーブスやチェリーブロッサムなどの優しいグリーン・フローラルがトップに来て、ミドルには、ジャスミンやライラックなどの奥深いフローラル。ラストには、アーモンドやムスクなど情感あふれる香りがくるので、非常に色合いが豊なか香りになっています。

ボトルデザインも非常に斬新で、透明のガラスボトルの中にパープルに浮かび上がる唇。その5つの唇はそれぞれ、フェミニティ、セダクション、テンダネス、エモーション、ラブを表しているようで、女性が持つ官能が表現されています。凄いデザインですね。

EAU DES MERVEILLES~オー デ メルヴェイユ (エルメス 2004年)


「不思議な水」と名づけられたこの香水は、その名の通りエルメスの遊び心がふんだんに盛り込まれていて、その一つがフローラルを一切用いずアンバーグリスの香りをメインに作成されている点にあります。しかし、その香りは非常に洗練されていて、女性らしい気品と現代のモダンさを兼ね備える今までにない新しい香水だと言えるでしょう。

ボトルデザインにも遊び心が盛り込まれ、奇抜なボトルシェイプは勿論ですが、それに使われているオレンジ色の変化もまた不思議な水に相応しい奇抜なものです。また、ボトルを通して文字を見るとルーペのように拡大されて見れるのも変わってますね。

参考文献:榎本雄作氏 香水の教科書2

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