このページでは、1980年代に発売された名香達をその美しいボトルデザインを中心に紹介します。この時代のボトルデザインには、男性・女性らしさを存分にアピールしたものが多くあり、ロマンチズムを感じされるものが非常に多いです、また、この時期からスプレータイプの香水が出始めて、香水ボトルの構造を一変させています。
※画像は発売当時のものと異なる場合があります。
KOUROS~クーロス (イヴ・サンローラン 1981年)
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80年代イヴ・サンローランの傑作の一つ。クーロスの香りの特徴は、フレッシュなハーブの香りがトップに来て、ラストにはアンバーやバニラの甘い香りでしめるという大人でダンディーな香りが特徴的です。
ボトルのデザインは、ギリシャ神殿に使われている大理石の柱を思わせるような雄大さがあり、「クーロス=ギリシャの彫像」と言う名前に意味にピッタリと合致します。また、スプレータイプになっているこのクーロスは、ボトルキャップが無いというのも当時としては画期的な香水でした。
ARMANI ~アルマーニ プールオム (ジョルジオ・アルマーニ 1984年)
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メンズ香水の定番といってもいいこの「アルマーニ プールオム」。スパイスが効いた甘みのある香りから、徐々にウッディ調へと変化して行くその香りは、大人の色気を十分に感じさせます。何かスーツ男性とピッタリ合うようなそんな香りの香水です。
ボトルデザインは、イタリアンクラシックをそのまま再現したような優雅な印象。キャップとボトムの黒に対してネックの部分がゴールドで色のコントラストが非常にキレイに出ています。
POISON ~プワゾン (ディオール 1985年)
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史上最も成功した香水の一つと言われているのがこの「プアゾン」。毒いうネーミングと官能的で妖艶な香りが多くの女性に指示を受け爆発的にヒットしました。小説や映画にもこのプワゾンは頻繁に登場し、男を魅了する香りはまさに「魔性の香り」としての地位を不動のものにし、香水の女王として認識されるようにもなりました。
この独特なボトルのデザインは「アダムとイヴ」に出てくるリンゴからイメージされたもの。さらに、そこにダークパープルという意味深なカラーが融合し、なんとも言えない危険な印象をあたえるボトルデザインになっています。ゴールドで書かれたロゴがより深みのあるパープルを引き立たせています。
FAHRENHEIT ~ファーレンハイト (ディオール 1988年)
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ディオールの男性用ロングセラー香水。ファーレンハイトとは日本で言うと「華氏」の事(温度)。固定概念にとらわれる事なくなく、氷点と沸点を自由自在に行き交う、そんなイメージの香水です。ファーレンハイトはスッキリとした上品な甘さが特徴的で、その木の爽快さが加えられ「清々しくも優しい」香りを醸し出します。
ボトルデザインも、その氷点と沸点を表わすかのような、黄色から赤へのグラデーションが特徴的。フォルムは凄くシンプルでクラシカルな印象が強いが、グラデーションがモダンな印象に変えています。
ETERNITY ~エタニティ (カルバン クライン 1988年)
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今でも人気が衰えることなく愛され続けている「エタニティ」は、フローラル・ノートの傑作とも言われています。フローラルな爽やかな香りから、嫌味のないさっぱりとした甘さへと香りが変化し、時代が移り変わっても、どんな季節であっても飽きの来ないタイムレスな香水だと言えるでしょう。
ボトルデザインは、あのピエール・ディナン。非常にクリーンでシンプル、また、少し控えめとも言えるくらい簡素で飾り気の無いデザイン。このシンプルさは、後に登場する90年代のボトルデザインにも大きな影響を与えたと言われていて、の後、徐々にシンプル・クリアな香水ボトルが増えてきます。
SAMSARA ~サムサラ (ゲラン 1989年)
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サムサラとはサンスクリット語で「輪廻」。新たな香りがどんどんと生まれ変わり、変化して行く言う意味を表しています。このサムサラは、ジャン・ポール・ゲランが、生を司る女性に対して畏敬の念を込めて捧げた香水だと言われていて、女性の内面の奥深やさや神秘の部分をオリエンタルノートで表現されています。
ボトルのデザインは、古くからあるカンボジアの彫像の影響を受けたと言われています。ボトルの下部は座禅を組む足、ボトル上部は彫像の肩を表し、また、ゴールドのボトルキャップは、彫像の目の部分を表しているそうです。さらに、このダークレッドは女性らしさや彼女たちの神聖さを表現しているようですね。
参考文献:榎本雄作氏 香水の教科書2

